生活動力 > 生活動力2011 動の成熟 楽しさ先進国をめざして
「日本型成熟モデル」を考える
成熟社会に入ったといわれて久しい日本。国民の平均年齢は世界最年長の45歳を超え、経済的にもバブル崩壊以降は「失われた20年」が続いています。しかし、いつまでも「失われ」続けるわけにはいきません。いま、求められているのは、過去からの「成長」に囚われず、「成熟」を前提にした新しい未来像を描くことだと考えます。
2010年5月に実施した「生活定点」調査の時系列データでも、 「身の回りの楽しいことが多い」39.6%が、「身の回りにいやなこと・腹のたつことが多い」39.2%を初めて逆転するなど、これまで悪化していた人々の生活気分が、下げ止まる傾向にありました。生活者は冷静に「成熟」を受け止め、日々の暮らしの中から、能動的に楽しさを見出そうとしています。モノやサービスで生活を拡張した成長時代とは異なり、日々の行動を通じて生活の質を深める、成熟時代ならではの発酵型の暮らしが生まれようとしています。こうした人々の主体的かつ動的な行為から生まれる新しい生活像を、「動の成熟」と名付けました。いわば、生活者発想で考えた日本型成熟モデルです。
今後は、企業や商品が発揮する楽しさの生産力──《楽産力》が価値軸となっていきます。生活動力2011では、「動の成熟」という生活の未来形をご紹介するとともに、社会に楽しさの生産を実現していくための手掛かりをご提言しています。
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生活定点2010 分析サマリー・レポート「生活変化の3大潮流」
現代の生活者の暮らしぶりや気分、価値観の変化から「日本型成熟モデル」の背景を
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