消費意欲指数

日本の生活観測広場

「消費意欲指数」とは、生活総研独自の調査パネル「生活発見パートナーズ」の対象者に、翌月の消費意欲を点数で表わしてもらったものです。「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、来月の消費意欲は何点ぐらいだと思いますか」という質問に対し、「来月は○○点ぐらい」という形で回答してもらっています。

過去のコメント

「消費意欲指数」は、1993年4月から2011年3月まで毎月首都圏での調査を行ってきましたが、2011年5月より、全国47都道府県に地域を広げ、3ヵ月に1回調査する新しい「消費意欲指数」として生まれ変わりました。今後は、「スケール・ジャパン」の中で消費意欲指数を発表していきます。

スケール・ジャパンはこちら(2011年5月以降の消費意欲指数)

2008年12月の消費意欲
55.4点

12月の消費意欲指数は季節的な要因もあり例年その年の最高値となりますが、今年も先月から5.8ポイント増加し55.4点と最高値になっています。しかし、前年同月比は2.1ポイントの減少で12月としては過去最低となりました。この結果、2008年の年間平均値は51.6点と2003年の数値を更新し、こちらも過去最低値を記録しました。
今年は夏以降、金融危機をきっかけとする世界経済の減速で国内景気も急速に悪化しました。さらにここにきて雇用不安の拡大やボーナス支給額の抑制などによる所得の減少で消費意欲は一段と冷え込んでいます。国内総生産もマイナス成長が来年の1-3月期にかけ4期連続となるのではとの予測もあり、景気回復の時期が見えず先行き不安感も増大しています。今月の数値はこのような状況を強く反映したものといえそうです。
しばらくは低迷状況が続きそうですが、来年1月の消費意欲指数がどのようなスタートをきるか、注目したいところです。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比で5.5ポイント増加の50.3点、女性は6.0ポイント増加の60.5点で、ともに今年の最高値となりましたが、前年同月比は男性が2.6ポイントの減少、女性も1.5ポイントの減少でした。12月としては男性の指数は過去最低、女性も過去3番目の低さとなりました。また、年間平均値は男性が2003年と、女性は2001年と並びいずれも過去最低値を記録しました。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目をみると、12月はボーナスが出たことや年末年始で行事も多いということもあり、男女ともに「日常的な小さな」「中くらいな」「大きな値の張る」買い物の3項目とも先月比でアップしました。また他の項目では男女とも「家事・家の中のこと」力を入れたいという人が多くなっているのが目立ちます。年末の大掃除や正月の準備に忙しくなる、ということでしょう。

PAGE TOP

2008年11月の消費意欲
49.6点

2008年11月の消費意欲指数は先月から1.8ポイント減少し49.6点、前年同月比は1.5ポイントの増加でしたが、11月としては、当月の最低値を記録した昨年の11月に次いで過去2番目の低さとなりました。指数が50点を切ったのは調査開始以降16年間で今回を含め7回しかありません。今年は6月に続いて2回目の50点割れで、年間に2回の50点割れを記録したのは消費意欲が最も低迷していた2003年以来のことです。
ガソリン価格は値下がりしていますが、過去最低水準となった街角景気や家計消費支出の7ヶ月連続の減少など様々な国内景気指標の悪化、株価の急落、輸出関連企業の大幅な業績下方修正、冬のボーナスの2年連続の減少などこの1ヶ月も消費意欲を刺激するような明るいニュースはあまりありませんでした。内食志向で好調だった全国のスーパーの9月の食品売上高も8ヶ月ぶりに前年割れしました。食品もまとめ買いが敬遠され必要分買いが増加しているようです。財布のひもは一層固く、生活者の節約志向に拍車がかかっています。今年もあとひと月、12月の消費意欲指数がどこまで持ち直すか、注目したいところです。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比で1.6ポイント減少の44.8点、女性が1.9ポイント減少の54.5点となりました。前年同月比は男性が0.4ポイントの増加、女性は落ち込みの大きかった昨年11月の反動もあり2.8ポイントの増加でした。男性の指数は今年に入って最低、11月としても過去2番目の低さ、また調査開始以降でも3番目の低さです。一方、女性も11月としては過去3番目の低さとなりました。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目をみると、先月やや回復した「日常的な小さな」「中くらいな」「大きな値の張る」買い物の3項目とも再び悪化しました。「日常的な小さな買い物に力を入れたい」比率は男女とも減少が目立ち、特に男性の数値は18.7%と20%を切り2001年10月以来の低い水準になっています。消費意欲の低迷はまだまだ続きそうです。

PAGE TOP

2008年10月の消費意欲
51.4点

2008年10月の消費意欲指数は先月から1.3ポイント増加し51.4点となりました。3ヶ月ぶりに前月を超えましたが、前年同月比は1.9ポイントの減少で、これで6ヶ月連続の前年割れです。6ヶ月連続の前年割れは2002年以来6年ぶりのことです。消費意欲は依然として低水準で推移しています。
今回の調査は米国発の金融危機が世界に広がり、株価の大幅な下落や急激な円高などによるさらなる景気の減速が懸念される中での調査でした。政府や日銀などが発表する各種の経済指標や景気に関するデータが軒並み悪化して国内景気の不透明感が一段と強まり、調査対象者も暮らしの先行きに大きな不安を抱いたようです。原油価格の高騰は一服した感がありますが、相変わらず食品や家庭用品の値上がりが続き、収入の増えない家計は財布のひもを固くしたままです。総務省は8月の家計消費支出の前年同月比4%減を受けて、「消費は減少傾向に転じた」と分析しています。本調査では例年12月に消費意欲指数が大きく上昇しますが今年はどうか、また年間平均の指数も気になるところです。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比で0.4ポイント減少の46.4点、女性が3.0ポイント増加の56.4点となりました。前年同月比は男性が1.3ポイントの減少、女性が2.6ポイントの減少でした。男性は先月に続き前年割れとなり、10月としては過去2番目の低さです。金融危機や株安、企業業績悪化などが男性の方に心理的に強い影響を与えたようで、これが指数の低さにつながったと思われます。一方、女性は3ヶ月ぶりに前月を超えましたが、前年同月比は全体の指数と同様、2002年以来の5ヶ月連続の減少となりました。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目をみると、節約、我慢という気持ちは相変わらず強いようですが、今月は男女ともに「日常的な小さな」「中くらいな」「大きな値の張る」買い物の3項目ともやや回復しました。またその他の項目では女性で「家族との生活」「趣味・遊び」「人付き合い」に力を入れたいという人の割合が高くなっているのが目立ち、内向きの気持ちの強まりが感じられます。

PAGE TOP

2008年9月の消費意欲
50.1点

2008年9月の消費意欲指数は先月から1.4ポイント減少し50.1点となりました。前年同月比は0.3ポイントの減少で5ヶ月連続の前年割れです。9月の指数としては調査開始以来2番目の低さで、依然消費意欲の低迷が続いています。今年の1月から9月までの平均値をみてみると51.5点となり、年間の指数が最も低かった2003年の同期間(51.2点)に次ぐ低水準になっています。今年もあと3ヶ月、年間の指数も気になるところです。
内閣府発表の8月の街角景気の現状判断指数は5ヶ月連続の低下で過去2番目の低さとなりました。また総務省発表の7月の消費者物価は10ヶ月連続の上昇です。ガソリンや消費者離れを懸念するスーパー、外食など一部に値下がりの動きも見えますが、生活者の節約志向は弱まりそうにありません。
本調査では3ヶ月毎に余暇への出費額を調査していますが、この8月に聞いた夏の余暇への出費額は約78,000円、2000年以降の夏の出費額でみると2番目の低さで、出費額が最も多かった2006年の夏に比べ40%近く減っています。ここにも生活者の生活防衛意識が読み取れます。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比で2.5ポイント減少の46.8点、女性が0.2ポイント減少の53.4点となりました。前年同月比は男性が0.2ポイントの減少、女性が0.4ポイントの減少でした。男性は再び前年割れとなり、9月としては過去最低値を記録。女性は4ヶ月連続の前年割れで9月としては過去3番目の低さ、特に30~40才代の層の低さが目立ちます。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目をみると、男性は3項目とも前年割れ、特に「大きな値の張る買い物」は過去最低値になっています。女性では「小さな日常的な買い物」に力をいれたい人がこのところ26%前後と安定していますが、「中くらいな」「大きな」買い物は相変わらず低い水準で推移しています。

PAGE TOP

2008年8月の消費意欲
51.5点

2008年8月の消費意欲指数は先月から1.2ポイント減少し51.5点となりました。前年同月比は2.4ポイントの減少で4ヶ月連続の前年割れです。8月の指数としては調査開始以来の最低値で、これで6月から3ヶ月連続で単月での最低値を記録したことになります。
政府は8月の月例経済報告で国内景気が後退局面に入ったことを事実上認めました。内閣府発表の7月の消費者態度指数や街角景気の先行き判断指数は、いずれも過去最低水準になっています。一方で様々な分野で値上げラッシュが続いており6月の消費者物価指数は9ヶ月連続の上昇です。このような中で3ヶ月連続の単月最低値を記録したわけですが、これは鳥インフルエンザの発生やイラクへの自衛隊派遣などによる社会不安が募っていた2004年3月から5月にかけて以来のことです。今回は景気の後退と、賃金が上昇しない中での相次ぐ値上げなどによる消費意欲の減退であり、より深刻な状況といえそうです。
消費意欲が持ち直す兆しはみられず生活者の節約志向はこれからも続きそうです。9月以降の数値に注目していきたいところです。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比で1.3ポイント増加の49.3点、女性が3.9ポイント減少の53.6点でした。前年同月比は男性が0.3ポイント増加、女性が5.4ポイントの大幅な減少でした。6月、7月と2ヶ月連続で過去最低値を記録した男性はやや回復しましたが、女性は3ヶ月連続の前年割れとなり8月としては2000年以来の低水準となっています。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目をみると、全体では「日常的な小さな買い物」がやや回復しましたが「大きな値の張る買い物」「中くらいな買い物」は相変わらず低い水準にとどまっています。男性は3項目ともダウン、「中くらいな買い物」は「力を入れたい」人が10%を切りました。女性では「小さな買い物」がアップしましたが、「中くらいな」「大きな」買い物は今年に入っての最低値に近い数値になっています。パネルの声を拾ってみると「将来に備えて貯金」「物価高で節約」「無駄遣いしない」「欲しいものはあるが無理、我慢」など生活防衛の気持ちが伝わってきます。

PAGE TOP

2008年7月の消費意欲
52.7点

2008年7月の消費意欲指数は先月から3.6ポイント増加し52.7点となりましたが、7月としては調査開始以来の最低値です。これで6月に続き2ヶ月連続で単月での最低値を記録したことになります。前年同月比は1.5ポイントの減少で3ヶ月連続の前年割れです。年間の推移でみると7月は12月に次いで指数が高くなる傾向がありますが、今年は例年に比べ低い水準にとどまりました。
日銀短観の景況感は3期連続で悪化、主要企業の景況感も昨年11月に比べ悪化、急激な株安など景気の減速感が強まる中、消費者物価の上昇が続き消費者心理が悪化しています。7月以降も電気・ガス、食品、日用品、ガソリンなど様々な分野で値上げが発表され、消費者の生活防衛意識が一段と強まる可能性があります。内閣府が発表した6月の消費者態度指数は過去最低の水準に落ち込んだとのことです。一部には今年後半から景気は穏やかに回復するのでは、といった見方もありますが、今のところ消費意欲については回復を促す要因が見当たらない状況です。このような厳しい環境が続く中で今年後半の消費意欲指数の動きがどう推移するか、注意深く見守っていきたいところです。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比で2.3ポイント増加の48.0点、女性が5.0ポイント増加の57.5点でした。前年同月比は男性が0.9ポイント減少、女性が2.1ポイント減少で、7月としては男性は6月に続き調査開始以来の最低値を記録、女性も2003年以来の低い水準となっています。男女とも50代以上層での指数の低さが目立ちます。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目をみると、男性は前月に比べ「大きな値の張る買い物」「中くらいな買い物」がボーナス消費でやや高くなりましたが、女性では「モノ消費」全体で今月もやや低い水準にとどまっています。

PAGE TOP

2008年6月の消費意欲
49.1点

2008年6月の消費意欲指数は先月から3.6ポイント減少し49.1点となり、1993年4月の調査開始以降3番目の低い数値となりました。前年同月比も4.0ポイントの大幅な減少となり、6月としては調査開始以来の最低値です。また、1~6月の平均値は51.5点で、上半期の平均値は消費意欲が低迷していた2003、2004年に次ぐ低い数値です。
内閣府が発表した4月の景気一致指数は2ヶ月連続で低下、景気後退期入りの可能性も言われています。総務省発表の4月の全国消費者物価は7ヶ月連続で前年同月より上昇、生活用品全般の値上がりが続いています。ガソリン価格も更に高値を示し、家計への圧迫感は厳しさを増しています。また、日経連の調査では大手企業の今夏のボーナスは横ばいとの見通しです。
景気の減速、物価上昇、所得の伸び悩みなどで、個人消費は盛り上がりを欠いています。今月の消費意欲指数の数値はこうした状況を反映しているようです。
本調査では例年、7~8月は夏休みのレジャー消費などで消費意欲が高まる傾向がありますが、今年はこの厳しい経済環境の中でどこまで指数が回復するか、注目していきたいところです。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比で2.4ポイント減少の45.7点、女性が4.7ポイント減少の52.5点でした。前年同月比は男性が2.4ポイント減少、女性が5.6ポイントの大幅な減少で、この結果、男女とも6月としては調査開始以来の最低値となりました。1~6月の上半期の平均値は男性が47.5点、女性が55.5点でこの数年間でみても低い水準になっています。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目をみると、男性は前月に続き「日常的な小さな買い物」が低い水準に留まっています。女性は「日常的な小さな買い物」がやや回復したものの「中くらいな買い物」「大きな値の張る買い物」を含め3項目とも2ヶ月連続で前年割れとなりました。

PAGE TOP

2008年5月の消費意欲
52.7点

2008年5月の消費意欲指数は先月から1.0ポイント増加し52.7点でした。前月6ヶ月ぶりにプラスになった前年同月比は再び0.2ポイントの減少となり、5月としては2005年以降の最低値になりました。
財務省や日銀の最新の発表では景気判断が下方修正されています。08年3月期の業績予想を下方修正する企業も前年の同時期より大幅に増加しています。
暮らしの面では食料品など身の回りの商品の値上げや電気、ガス代などエネルギー関連の値上げが相次いでいます。総務省発表の3月の消費者物価指数も大幅上昇です。内閣府発表の4月の街角景気も現状、先行きともに悪化しています。5月初めにはガソリンの暫定税率の復活もありました。このように最近の経済環境は消費意欲のアップにはなかなかつながらない厳しい状況です。
しかし、5月の消費意欲指数は前月に比べ増加しました。これは、ゴールデンウイークのレジャー消費など季節的な要因によるものだと思われます。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比で0.7ポイント増の48.1点、女性が1.2ポイント増の57.2点となりました。前年同月比は男性が0.7ポイント減で4ヶ月ぶりに前年割れ、女性は0.1ポイントの微増でしたが4ヶ月ぶりの前年超えとなりました。
同時調査の生活力点では、5月は行楽シーズンということもあり男女ともに「趣味・遊び」や「余暇・レジャー」項目の数値が高くなっています。「モノ消費」項目は先月に比べ若干持ち直していますが、「日常的な小さな買い物」は男女ともに相変わらず低い水準で推移しています。特に女性は「日常的な」「中くらいな」「大きな値の張る」買い物のいずれも前年の5月に比べダウンしています。女性の財布の紐は依然固いようです。

PAGE TOP

2008年4月の消費意欲
51.7点

2008年4月の消費意欲指数は先月から0.6ポイント増加し51.7点となりました。前年同月比は0.4ポイントの増加で6ヶ月ぶりに前年を上回りました。先月比、前年同月比がともにプラスとなったのも6ヶ月ぶりです。
3月の日銀短観では企業の景況感が大幅に悪化、内閣府発表の2月の景気動向指数も2ヶ月連続で50%割れと国内景気は減速の懸念が強まっています。また、総務省発表の2月の全国消費物価指数は1998年3月以来の高い伸びを示しています。4月に入って暫定税率の期限切れでガソリン価格は下がりましたが、パンや食用油の再値上げなど生活必需品の値上がりが続いており生活者の間に節約ムードが広がってきています。本調査では例年、来月5月は消費意欲指数が伸びますが、暮らしまわりの経済環境が厳しさを増す中、どこまで指数が回復するか、注目していきたいところです。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比で±0ポイントの47.4点、女性が1.2ポイント増の56.0点となりました。前年同月比は男性が2.1ポイント増、女性が1.3ポイント減でした。この結果、男性が3ヶ月連続の前年超えとなりました。女性は逆に3ヶ月連続の前年割れです。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目をみると、男性は、先月に比べ「日常的な小さな買い物」がやや回復、「中くらいな買い物」は2月の水準に逆戻りです。女性は2月、3月と減少傾向にあった「中くらいな買い物」がやや回復しましたが、先月「生活力点調査」開始以来の最低値を記録した「日常的な小さな買い物」がさらに減少し最低値を更新しました。女性の消費意欲指数の前年割れは、日々の暮らしの中で値上げラッシュを実感している30~40代主婦層を中心に、女性の財布の紐がますます固くなっていることを示しているようです。

PAGE TOP

2008年3月の消費意欲
51.1点

2008年3月の消費意欲指数は先月から0.8ポイント増加し51.1点となりました。先月からやや回復しましたが3月としては2005年以降の最低値です。前年同月比は0.9ポイントの減少で、これで昨年の11月から5ヶ月連続で前年を下回りました。
このところの急激な円高や株安、原材料費の高騰などで企業業績の先行きにも懸念が指摘されています。暮らし回りでも、所得が伸び悩む中、ガソリン、日用品、食品など身近な商品、生活必需品の値上がりが広範囲に及ぶようになり、家計の負担増につながってきています。景気の先行きに不透明感が強まり、物価高傾向も継続しそうです。内閣府発表の2月の消費者態度指数は5ヶ月連続で低下、2003年3月以来の低水準になっています。

男女別の消費意欲指数は、男性が先月比0.7ポイント増の47.4点、女性が1.0ポイント増の54.8点となりました。前年同月比は男性が1.0ポイント増、女性が2.9ポイント減でした。男性は久しぶりに2ヶ月連続の前年超えとなりましたが、女性は逆に2ヶ月連続の前年割れです。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目では、男性は、過去1年間での最低値に近い数値だった先月に比べ「中くらいな」「大きな値の張る」買い物がやや回復しました。女性は「日常的な小さな買い物」「中くらいな買い物」が先月大幅に減少しましたが、その流れは変わらず3月は「日常的な小さな買い物」が2000年5月の「生活力点に関する調査」開始以来の最低値となりました。身の回りの商品やサービスの値上がりに対して女性の家計防衛の意識が強まっているようです。

PAGE TOP

2008年2月の消費意欲
50.3点

2008年2月の消費意欲指数は先月から3.8ポイント減少し50.3点となりました。前年同月比も0.6ポイントの減少で、これで4ヶ月連続で前年を下回りました。例年2月は指数が下がりますが、今回は2月としては2004年以降の最低値となっています。
株価の低迷が続き、内閣府が発表した1月の「街角の景気」も10ヶ月連続で悪化、景気の先行きに不透明感が拭えない中、暮らしの面でも身近な商品やサービスなどで値上げされる品目が拡大しており、家計への負担感が増しているようです。
このような状況下で、これからの消費意欲指数にどのような影響が出るか、3月にはどの程度回復するのか、今後の動向を見守っていきたいところです。

男女別の消費意欲指数をみると、男性が先月比2.9ポイント減の46.7点、女性が4.9ポイント減の53.8点となりました。女性の指数は2004年以降での最低値です。前年同月比は男性が0.7ポイント増、女性が2.0ポイント減でした。男性は数値は低い水準ですが8ヶ月ぶりの前年超えとなりました。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目では、男性は「日常的な小さな買い物」「中くらいな買い物」「大きな値の張る買い物」いずれも1月に続き先月比で減少し、過去1年間での最低値に近い数値になっています。女性も冬物バーゲンへの支出が一段落、また身の回りの商品やサービスの値上がりもあって、「日常的な買い物」「中くらいな買い物」がともに先月比で10ポイント余り減少しました。季節要因もありますが、男女ともに「モノ消費」に関して慎重になっている様子が窺えます。

PAGE TOP

2008年1月の消費意欲
54.1点

2008年1月の消費意欲指数は先月から3.4ポイント減少し54.1点となりました。前年同月比は0.6ポイントの減少で、3ヶ月連続で前年を下回りましたが、1月の指数としては2002年以降、昨年に次いで2番目の高さとなっています。
2008年は昨夏からのサブプライムローン問題の影響などで株安・円高・原油高という状況でスタートしました。今年前半は国内景気が減速する懸念がある、との観測もあります。また、日用品や食品などはこれからも値上がりが続く見通しで、生活者の今後の暮らしに対する防衛意識が高まっているようです。
このような状況の中で、1月の消費意欲指数は高い水準を示しましたが、2月以降指数がどのように推移するか慎重に見守っていきたいところです。

男女別の消費意欲指数をみると、男性が49.6点で先月比3.3ポイント減、前年同月比1.5ポイント減、女性が58.7点でそれぞれ3.3ポイント減、0.4ポイント増でした。女性の指数は2001年以降での最高値となりましたが、男性はこれで7ヶ月連続の前年割れです。男性の低迷を女性がカバーし、全体の指数を支えるという状況は今年も続きそうです。
同時調査の生活力点の「モノ消費」項目では、男性は「日常的な小さな買い物」「中くらいな買い物」「大きな値の張る買い物」がいずれも先月に比べ減少しています。女性は「大きな買い物」は若干減りましたが、冬物バーゲンへの期待もあり「日常的な買い物」「中くらいな買い物」はともに過去1年間で最も高くなっています。

PAGE TOP

INDEX

  • 日本の生活観測広場とは
  • 生活動力
  • 生活造形ラボ
  • 生活定点
  • スケール・ジャパン
  • 消費意欲指数
  • その他の研究プロジェクト

PAGE TOP