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成熟社会の日本。
ありとあらゆる所にモノがあふれています。
モノが少なかった時代の生活とは違い、
生活者はすでにたくさんのモノを手に入れて
暮らしています。
博報堂生活総合研究所の調査(「生活定点2002」より)
では、「今どうしても欲しいものがこれといって
思い当たらない」人は35%もいます。
いま、生活者が欲しくなるモノを開発するのは、
とても難しいのが実状です。
もちろん、新しい機能や使い道など、作り手からの開発も
なされています。
しかし、同時に受け手からの商品発想がもっと本格的に
考えられるべきでもありましょう。
いいかえてみれば、生活者サイドからのモノづくりです。
単純なニーズにとどまらず、日々の生活の中で、
モノが持つ重みや五感に与える感情から見つめなおすことが
求められています。
一言でいえば、モノが持っている意味の探求です。
博報堂生活総合研究所では、こうした状況の中、
これからのプロダクトの方向性を見い出すために、
「モノの意味を探るプロジェクト」を立ち上げ、
研究を続けています。
では、「モノの意味」とは、何でしょう?
あるモノを手にとったとき、そこには、いろいろな意味が
あることに気づきます。
作られた時の機能やデザインがもたらす意味。
使っていくうちに少しずつ付着していく
感情や、思い出が生み出す意味。
ひとつのモノは、さまざまな意味の集まりから
成り立っています。
私たちのまわりに「生活財」として存在している、モノ。
それらを形づくっている意味の集まりは、
生きものに照らし合わせてみるなら、
「モノにまつわる、遺伝情報の集合体」だということができます。
いわば、「モノのゲノム」。
そこで、私たちはモノの意味の集まりを
monomと名づけました。
monomが見えてくれば、
次に開発されるべき商品も発想しやすくなります。
「monom Lab.」では、monomを探ることで生活者の潜在的な
欲求に迫っていきます。
そこには、モノの開発だけではなく、
コミュニケーションのヒントとなる情報が隠されています。
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